CD"NORINOTE"2005年 12月15日発売

CD"NORINOTE"のライナーノーツへ

限りないジャズへの探求と思いが、ひとつひとつの音となって現われる
ライブ・シーンで活躍中のジャズ・フルーティスト、待望の2nd ALBUM


ノリノート"NORINOTE"/小島のり子
\2.800WNCJ-2158(What's New Rechords)


カルテットに加えアコースティック・ギターの山口友生が3曲に参加。オリジナル3曲、
名曲のオリジナル・アレンジが2曲、スタンダードが2曲、Steve Grossmanのナンバーが1曲。
冒頭のマイナー・ブルースやGiant Steps進行のオリジナル・ワルツでは縦横無尽に吹きまくり、
ボサノヴァ・ナンバーでは、情景的なソロを繰り広げる。

ライブ・シーンでも人気の高い名手たちとのコラボレーションは聴き所。フルートらしい空間的なサウンドと、
サックスやトランペットに通じるジャジーな"重さ"がプレイの中に調和している。


収録曲

1.Four O'clock Train/Noriko Kojima

2.Vega/Noriko Kojima

3.Come Rain Or Come Shine/Harold Aren

4.We'll Be Together Again/Carl Fischer, Frankie Laine

5.New York Bossa/Steve Grossman

6.シェルブールの雨傘(I Will Wait For You)/Michel Legrand

7.山茶花(Sasanqua)/Noriko Kojima

8.ジョホールバルの黒豹(The Panther In JB)/Noriko Kojima

9.Triste/Antonio Carlos Jobim

MUSICIAN

小島のり子(フルート)

二村希一(ピアノ)

澁谷盛良(ベース)

広瀬潤次(ドラムス)

with

山口友生(ギター)

都内の大きなレコード屋さんで入手できます。都内以外でも、大きなレコード店で、Jazzのコーナーを捜してみてください。もし見つからない場合でも、WNCJ-2158(What's New Rechords)小島のり子“ノリノート”で注文していただければすぐに取り寄せてもらえると思います。
又、わたしのライブにいらしてくだされば、CDを持ち歩いていますので、その場で購入できます。ご要望があれば、その場でサインもお入れしいたます。


<曲目自己解説>

1.Four O'clock Train
久しぶりに作ったマイナー・ブルースです。8小節のブリッジが付いています。「(午後)4時発の電車よ、早く目的地に着いて」という気分で作りました。

2.Vega
何年か前の七夕にライヴがあり、急に思い立って、その前の日に作った曲です。織姫が「天の川を渡れますように」と祈り、夢見る、そんなイメージのロマンティックなボサノヴァ。
平田王子のCD“オルフェのサンバ”にも収録されています。彼女の書いてくれた歌詞は「明日わたしは、あなたに逢うためにこの河を渡る...」

3.Come Rain Or Come Shine
お馴染みのスタンダード・ナンバー。「雨が降っても、晴れても、(わたしたちの愛は変わらない)」フルートの吹くメロディが問いかけると、ピアノ&ベース&ドラムスがの3人が答えていくという、ご機嫌なアレンジにしてみました。

4.We'll Be Together Again
アルト・フルートのメロディでバラードを。「泣かないで、おそれないで/いつの日か、どこかで/わたしたちはまた一緒になれるのだから...」

5.New York Bossa
グロスマンは大好きなアーティストの一人で、学生の頃友人達と聴きに行ったものです。今回のアルバムに、ブラジルぽくないラテンの曲を入れたいと思い、この曲を選びました。しかし「ニューヨーク・ボサ」というタイトルは可笑しい・・・

6.シェルブールの雨傘(I Will Wait For You)
ミッシェル・ルグランの名曲をベニー・ゴルソン風にアレンジしてみました。ゴルソン風とは、"演奏者にとっては意外性があるが聴き手にはスムースにすら感じられるコード進行"と、"とにかくセカンドリフが決め手、サビからメロディに戻る"というもの。
ファーストテーマは別のメロディー(リフ)を作り、しかもベースとユニゾン。珍しい試みになっています。

7.山茶花(Sasanqua)
ジョン・コルトレーンのGiant Steppsの進行を借用したジャズ・ワルツ。巨大な(Giant)という言葉に対して、小さいものをタイトルにしようと思い、近所の路地に咲くさざんかを持ってきました。「さざんか、さざんか」というイントロが付いたのはタイトルが付いた後。

8.ジョホールバルの黒豹(The Panther In JB)
「動物園から黒豹が逃げ出しましたが、すぐに捕まってしまいました。」・・・マレーシア最南端の都市、ジョホールバルで聞いた話です。
黒豹はジャングルに帰りたくて逃げ出したのでしょう、戻るジャングルとて無く、街をさまよい歩く、そんな黒豹のサウダージをボサノヴァにしてみました。
ギターの山口とデュオで演奏しています。シックかつエモーショナルなサウンド。二村さんにブラジルっぽい曲だと言われました。

9.Triste
アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲。ヴォーカル、インストを問わず、多くのミュージシャンに愛されている曲です。ボサノヴァだろう、と思って聴くとびっくり。コードもリアレンジしてあります。



<メンバーのプロフィール>

小島のり子(flute)
東京都目黒区生まれ。学生時代にジャズ喫茶でエリック・ドルフィーの「ラスト・デイト」を聴いたことが、ジャズに没頭するきっかけとなる。
フルートの持つ木管の暖かさ、透明感、伸びやかな音の広がりを大切にしつつも、そこにジャズならではのグルーヴ感と力強さを併せ持つごきげんなプレイが持ち味。オリジナル曲も多彩、ライブ・ハウスを中心に演奏している。また、ボサノバや現代ブラジル音楽にもインスパイアされて、ブラジル音楽系のミュージシャンとも数多く共演している。
リーダーCDは「Easy Come Easy Go」「春の如く」。参加CDは、平田王子「オルフェのサンバ」、菊地成孔「Degustation A Jazz」、鈴木桃子「Makin' Music Makin' Love」、他。

二村希一(piano)
東京都渋谷区出身。20歳の頃から演奏活動を開始する。
多くのプレイヤー、ヴォーカリストと共演を重ね、自己のクインテットでも演奏活動中。
深く美しい音色を持ち、サウンド・センスの巧さに、メロディアスでパワフルなアドリブに、聴衆も共演者も、いつまでもそのピアノに耳を傾けていたくなる。グルーヴィーなジャズはもちろんのこと、ブラジル音楽も愛してやまず、シャイで朴訥、そしてジェントルな性格で、 ヴォーカリストかも頻繁に声がかかる。
リーダーアルバムは、「African Marketplace」。また、ジョン・ネプチューン、大橋美加、マーサ三宅、明田川荘之、等のリーダーによるCDにも加わっている。

澁谷盛良(bass)
群馬県渋川市出身。高校生のときに、キャノンボール・アダレイの「サムシング・エルス」を聴き、以後ジャズに傾倒する。
アコースティックベースの、アコースティックならではの音色を大切にして、ベースを奏でている。メロディーを自然に捉えてコード・プログレッションとの関連性を掴むため、譜面台の必要があまりない。響きのある太くて暖かい音色には定評があり、ニュートラルな、自然体のベースは、いつのまにか聴衆の体を揺らし始める。
参加アルバムは、関口祐二「Melodies Of Love」、ファンキー末吉「香港大夜総会」など。

広瀬潤次(drums)
長崎県長崎市出身。11歳の頃から、バディ・リッチ、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーンのレコードを聴き始め、ジャズに目覚める。
東京学芸大学在学中よりプロとして活動を開始。原朋直、山田穣、椎名豊、大西順子、安保徹、岡安芳明、俵山昌之ら同世代のミュージシャンと共演を重ねる。
現在、椎名豊3、松島啓之5、松永貴志3のメンバーとして活動し、アルバムにも参加。共演者のプレイを、根底から高い場所に連れて行くことのできる、希卓越したテクニックとバランス感覚を持つドラマー。そのセンスの良さと判断の素早さは類を見ない。現在活躍中の多くのミュージシャンから声がかかるのもうなずける。

山口友生(guitar)
東京生まれ。12歳の時ギターを手にする。学生の時、ジョージ大塚バンドにて演奏活動を開始。
1990年頃からアコースティックギターを手がけ、ボサノバやブラジル音楽はもとより、ジャズをアコースティック・ギターで弾くという新境地を開拓している。現在は中山英二、酒井冴理、小島のり子、等のデュオ及びグループ等で演奏活動中。
しっかりしたテクニック裏付けられたアドリブ・プレイ。繊細なサウンド感覚を持ち、複雑なコード進行でも、さりげなくバッキングを繋げていく。 アコースティーックギターの特徴である爪弾きによるメロディーも美しい。
参加アルバムは、中山英二「Whirling Of The Wind」。


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